NEWS

お知らせ

災害時における孤立予想地域へのドローンによる医薬品配送実証実験

岐阜県内で初となる、ドローンを活用した災害時の医薬品配送の実証実験を、2024年10月24日に実施いたしました。

この取り組みは、災害発生時における医薬品の迅速な供給体制を確立するためのもので、県内で薬局を展開するピノキオ商事株式会社と連携し行なったものです。

<実証実験概要>

■実施日時:2024年10月24日(木)14:20~14:30
■飛行経路:各務原市立緑陽中学校(グラウンド)から県営各務原公園(第二駐車場)までの約1.4km
■配送物:インスリン製剤の見本5本(温度管理された約5kgの荷物)
■使用ドローン:DJI FlyCart 30
■実施主体:ピノキオ商事株式会社、クロステックフィールドジャパン株式会社

この実証実験は、2020年2月にピノキオ商事と各務原市が締結した「災害時における衛生関連物資の調達に関する協定」に基づいて行われました。

近年、能登半島地震や記録的な豪雨により、道路が寸断され医薬品の搬送が困難になる事例が発生しています。
これを受けて、災害時に緊急性を要する医薬品や定期的な服用が必要な医薬品をドローンで空輸する訓練が行われました。民間事業者による医薬品輸送実験は、岐阜県内で初めての試みです。

今後も引き続き実証を重ねながら、災害時のみならず、平時における医薬品物流の新しい形としての可能性も探っていきたいと考えています

<メディア掲載>

中日新聞